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BÉLL PALLETTE
美容成分としてよく目にする「EGF」と「FGF」。 “一体どんな効果があって、何が違うんだろう?”と思ったことはありませんか?
BELL PALETTEでもEGFやFGF成分を含んだ商品を多数取り扱っていますので、今回はその働きについて深堀りしていきます!
ではEGF・FGFはお肌でどのような働きをするのでしょうか?
お肌は、表皮・真皮・皮下組織と3層構造になっています。
表皮・・・外部刺激や細菌などから皮膚を守るバリア機能をはじめ、肌のうるおいを保ち、乾燥から肌を守る役割を担う。
真皮・・・肌のハリや弾力を保つために大切な部位。ヒアルロン酸、コラーゲン繊維を作り出す線維芽細胞(真皮の工場)を支え、肌のハリや弾力を維持する役割を担う。
皮下組織・・・表皮と真皮を支えるクッション。リンパ管、毛細血管が通っていて肌を作るのに必要な栄養を届けたり、老廃物を排泄する役割を担う。
ひとことでお肌と言っても、表皮、真皮、皮下組織に別れていてそれぞれで役割が違うのです。
EGFは体の皮膚の表面にある細胞に働きかけて分裂、集合を繰り返し新しい細胞を作るよう促進したり、傷ついた細胞の修復などを行う役割を持っています。
肌に塗布するだけで表皮細胞に”細胞を新生するように”と指令を出し、ターンオーバーをしやすいお肌に近づけてくれるのです。
つまり、シミやシワ・毛穴の開き・吹き出物などといった肌のトラブル全般に効果が期待できるだけでなく、新生細胞を生成させやすくするためにキメが細かく滑らかなお肌にしてくれるという優れもの。
元々は医療機関で火傷やけがの治療、手術の際の傷の回復を早めるためなど、皮膚再生や皮膚移植などの医療の現場で幅広く使用されていたので古傷や火傷後にも効果があります。
お肌は、ターンオーバーにより肌細胞の生まれ変わりを繰り返しています。つまり”お肌の新陳代謝”といえるでしょう。 ターンオーバーの仕組みは、基底層で生み出された細胞が、 肌の表面にある角質層へと押し上げられていき、肌の表面でバリアとして働いた後、垢や角質となって剥がれ落ちます。 擦り傷や切り傷などのお肌にできた傷跡がいつの間にか消えているというのは、ターンオーバーが正常に働いている証拠です。
ターンオーバーのサイクルは身体の部位によってもことなりますが、健康なお肌であれば28日周期と考えられています。 このサイクルが乱れると、古い細胞がいつまでもお肌の表面に残ってしまい、角質が厚くなったり、乾燥しやすくなったり、 肌トラブルの原因にも。 ターンオーバーのサイクルを乱れさせないためには、規則正しい生活はもちろん、 スキンケアも欠かせない重要な要素です。 ターンオーバーが正常なお肌はバリア機能が整い、水分を多く含み、お肌に透明感があり、ハリやツヤもあります。
EGFは「しみ・くすみ・にきび跡、色素沈着」の改善に期待できます。肌への浸透力が高く、他の化粧品の成分を邪魔しないので今のスキンケアにプラスして取り入れることが可能です。
EGFの成分は人がもともと持っているタンパク質なので、顔以外の気になるところに使ってみるのもオススメです。 首まわりのシワやたるみ、ひじ・ひざのシミや黒ずみ、背中のニキビ、ニキビ跡、 さらには頭皮につけると髪のダメージ・抜け毛などにも効果的です。
FGFに含まれる成長因子は、体内の細胞間で起こるさまざまなできことを調整する“司令塔”としての働きを持ち、生命活動において欠かすことのできない重要な役割を担っています。 とくにFGF(=線維芽細胞増殖因子)という名前の通り、線維芽細胞を増殖させ、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成を活発にするという働きをします。
年齢に伴って線維芽細胞が減少し、肌のハリが失われていくのを何とかしたいという時に、うってつけの成分です。 コラーゲンは20歳を境にどんどん減っていき、最終的にはピーク時の1割ほどになってしまいます。 ヒアルロン酸も40代半ばから急激に減り始め、 線維芽細胞の減少と機能低下があわさって、たるみやシワが形成されていきます。
FGFは表皮の下にある真皮で働く成分で、しわ・たるみ・毛穴広がり・ほうれい線などの改善に効果が期待できます。 EGFと同じくもともと体内にあるもので、線維芽細胞に働きかけコラーゲンをつくりだし、傷んだコラーゲンを修復、生成してくれるだけでなくそのコラーゲンを真皮に保持する働きもあります。 つまり、ヒアルロン酸を注射するなど成分をプラスしてハリを取り戻すのではなく、「自らの力で再生力を取り戻す」ことが可能となる成分なのです。
なかでもFGF-1は、EGFと一緒に使用することで相乗効果をもたらすことができる特長があります。 そのため、スキンケア化粧品に配合され、EGFと同様に年齢を重ねた肌に必要な潤いを与えるエイジングケアを目的として、多く利用されています。 (FGF-1の表示名称はヒトオリゴペプチド-13。)
EGF、FGFと名前が似ていますが、EGFは表皮に、FGFは真皮にそれぞれに働きかけ、効果そのものや効果の期待できる場所が違う成分です。
EGF・FGF、2つの成長因子が美肌やエイジングケアに必要不可欠な成分であることがお分かりいただけたでしょうか? 成長因子は年齢とともに減少してしまうため、外部から取り入れる方法を知っておきましょう!
EGFやFGF成分が配合された商品を探したい場合は、購入する前に必ず成分表を確認してみましょう。 EGF、FGFは成分表示には、「ヒトオリゴペプチド」と表記されます。 EGFは「ヒトオリゴペプチド-1」、FGFは「ヒトオリゴペプチド-13」など。このような記載があるか確認してみましょう。